Log In
Register

頽廃芸術展 Full Album Lyrics

人間椅子 - 頽廃芸術展 cover art
Band
Album

頽廃芸術展

(1998)
TypeAlbum (Studio full-length)
GenresHard Rock, Heavy Metal, Doom Metal
Album rating :  –
Votes :  0
Lyrics > etc. > 人間椅子 Lyrics (207) > 頽廃芸術展 Lyrics (12)
Submitted by level 21 록스타 (2017-10-01)
1. 胎内巡り (7:51)
光届かぬ道標ない道を 
俺は手探り当てどなく歩く 
いつからなのかどこから来たのか 
問わず語りに雷鳥が謳う

善男善女は出られるが 
悪人悪女は犬になる

遥か昔に風漢に聞いた 
道の果てには安らぎがあると 
生きる苦悩の草鞋脱げる場所 
俺はその地を探してるのだろう

善男善女は出られるが 
悪人悪女は犬になる

ああ 空は蒼褪め
ああ 塗り絵じみてる 
ああ 瞬く星は
ああ ギヤマン細工 
ああ 実像のない世界

ああ 針の穴から
ああ 出口は覗き 
ああ 影踏みめいた世界

葛折りした迷宮の道は 
人を呑み込み依然時雨れてる 
いや増す闇は産道にも似て 
俺はかつても生まれてないのだ

善男善女は出られるが 
悪人悪女は犬になる

衆生無辺誓願度 
煩悩無尽誓願断 
法門無量誓願学 
仏道無上誓願成
2. 戦慄する木魂 (3:53)
山が萌えている 
まるでゴッホの絵みたくギラギラと 
空は裂けている 
ちょうど芝居の書き割りガラガラと

俺は今 何かを逃れ樹海に泳ぐが 
確かなのは 山は無言の視線を投げ掛ける

森が笑ってる 
けだし狂人ぐらいにゲラゲラと 
土は煮えたぎる 
よもや地獄の釜茹でグラグラと

人は皆 何かを求め彷徨うものだが 
いえるのは 森は毎日革命起こしてる

君は今 何かを恐れ家路を急ぐが 
確かなこと 森の木霊は三つ指待っている

谷が吠えている 
沢はすすり泣く 
崖が怒るから 
原も呪うだろう 
木々は立ち上がり 
山は萌えている
3. 九相図のスキャット (5:00)
長い 夜を 梟たちが連れ去って 
僕は独り 君の寝顔を見つめてる 

髪を梳かして 吻に紅さし 褥を蓮華で飾るけど 
両手は組まれ 瞳は閉じて 無心な童女は答えない

暗い 部屋に 白蠕はいつしか忍び寄り 
僕は 今日も 君の言葉を捜してる 

お腹は脹れ 頬は真ん丸 浮き世の汚穢に孕むのか 
氷を撒こう 薬を打とう 目醒めの調べが欲しいなら 
いつでも歌おう

夜と 昼が 虚しく窓辺を過ぎ越して 
僕は 夢に 君の笑顔と語ってる 

髪は抜け落ち 眼球はこぼれ 柘榴の小鼻が振り返る 
おねだりしてた 緋いドレスは 髑髏になったら着せるから 
それまで歌おう

~九相図のスキャット~ 
~九相図のスキャット~ 
~一番目は新死の相~ 
~二番目は肪張相~ 
~三番目は血塗の相~ 
~四番目は肪乱相~ 
~五番目は青瘀の相~ 
~六番目は噉食相~ 
~七番目は骨連相~ 
~八番目は骨散相~ 
~九番目は古墳の相~ 
~九相図のスキャット~
4. 血塗られたひな祭り (7:19)
灯りつけましょ 
ぼんぼりに呪われた火を 
花をあげましょ 
桃の花に恨みを込めて 
お内裏さまの口は曲がり冷たく笑い 
お姫さまの目は血走りひきつり上がる

五人囃子の笛妖しく太鼓は乱れ 
三人官女は不吉な予感に恐れおののく

今日は楽しいひな祭り 
二人並んで嫌な顔 
今日は楽しいひな祭り 
二人並んで歪み顔

灯りつけましょ 
ぼんぼりに忌まわしき火を 
花をあげましょ 
桃の花に嘆きを込めて 
お内裏さまの首はもげて床に転がり 
お姫さまの口は裂けて白目ひんむく

五人囃子の笛は折れて太鼓は破れ 
三人官女の着物ははだけ淫らに果てる

今日は楽しいひな祭り 
二人並んで嫌な顔 
今日は楽しいひな祭り 
二人並んで歪み顔

灯りつけましょ 
ぼんぼりに現実の火を 
花をあげましょ 
桃の花に祈りを込めて 
お内裏さまはうちの旦那こと切れている 
お姫さまはこれから虚しく後追う私

五人囃子は鬼に変わり雄叫びあげて 
三人官女は侮蔑の眼で嘲り笑う

今日は楽しいひな祭り 
二人並んで嫌な顔 
今日は楽しいひな祭り 
二人並んで歪み顔
5. 菊人形の呪い (7:10)
秋雨の街の外れに 
ひっそりと天蓋は立つ 
安寧で薄ら笑いの 
能面に鏨打つために

人形の菊の眠りは 
なまなかに醒めはしないが 
面影が行方不明の 
彼奴なら用心するがいい

桜の花なら屍肉で咲くが 
菊花の蕾は怨みを抱いて開く

菊人形の呪い 
秋の空たゆたい 
悲しみの種蒔く 
うらめしや 

菊人形の呪い 
秋風を駆け抜け 
幸せを刈り取る 
うらめしや

伴天連の妖術にいう 
人花にする法ありと 
而して菊なりぬるは 
六界を儚みし魂

あれなるは怨念大納言 
人でなし草木でもなし 
呪われた光合成は 
永劫に鬼火ほのめかす

桜の花びら宴に散るが 
菊花の冠は懺悔を聞いて閉じる

菊人形の呪い 
秋の空たゆたい 
悲しみの種蒔く 
うらめしや 

知るや君彼の憂鬱を 
満たされぬ導管の胃袋 
月光を浴びて
木枯らしに吹かれ 
針の体躯を震わせる

知るや君彼の懊悩を 
終わらない胚嚢の生命 
朝靄に生まれ 
宵闇に散って
秋が来る度甦る
6. 天体嗜好症 (6:18)
君は人生の意味を
今も捜しているのか 
だけどネオンの街じゃあ
ニュートンだって無理だね 
望遠鏡があるんだ 
脳みそもキマるやつさ 
サイケなレンズ潜って
地動説を語ろうぜ

果てしない宇宙へ 
限りない宇宙へ 
帰ろう 帰ろう 今すぐ 
戻ろう 戻ろう 急いで

船長からの一言 
さよう切符は片道 
お土産買うくらいなら
遺書の用意をしときな 
エイリアン?知らないね 
アダムスキーに訊いてよ 
ガス燈も預言してる 
トーキーはお終いだぜ

果てしない宇宙へ 
限りない宇宙へ 
帰ろう 帰ろう 今すぐ 
戻ろう 戻ろう 急いで

――デネブ―スピカ―リゲル―― 
……俺の……背中が……見える……

――ヴェガ―シリウス―カペラ―― 
……内にあって外にもある宇宙

果てしない宇宙へ 
限りない宇宙へ 
帰ろう 帰ろう 今すぐ 
戻ろう 戻ろう 急いで
7. 村の外れでビッグバン (4:57)
今日は羊の運動会 
一匹二匹と柵越えて
四十九匹でつまづいて 
真っ逆さまに滝壷へ

めでためでたの初夢は 
一富士二鷹三茄子 
四つで津波が押し寄せて 
布団も富士もたいらげた

爆発!! 爆発!! 夢の国からビッグバン 
爆発!! 爆発!! 夢の国からビッグバン

お寺のお堂で西瓜割り 
一発二発とから竹に 
ころり転げた木の根っコ 
ご先祖様に生き写し

強突張りのしじみ売り 
喰えない味と評判の 
七代前から荷車は 
嘘の口上で真っ黒け

爆発!! 爆発!! 夢の国からビッグバン 
爆発!! 爆発!! 夢の国からビッグバン

海砂利水魚の水行末 
パイポパイポのシューリンガン 
食う寝るところもないなんて 
名前負けだねお前さん

春のうららに誘われて 
東京見物来てみれば 
愛しあの娘は腰曲がり 
死んだ筈だよ 
おっ母さん!

爆発!! 爆発!! お伽の国からビッグバン 
爆発!! 爆発!! お伽の国からビッグバン 
爆発!! 爆発!! 村の外れでビッグバン
8. ED75 (6:30)
月も凍てつく夜のプラットホーム 
遠くの闇で悲しげないななき 
やがて近づく目につららの涙 
真赤な顔に湯気立ちのぼり 
うなって走る 
ED75

星は凍み落ち列車は凍え走る 
人の想いを窓に映しては消し 
夢見る人にやさしく子守唄 
四角い顔に雪こびりつけ 
ひたすら走る 
ED75

金の卵はおだてて磨く 
不安を乗せた黄金列車 
「つらくなったら帰ってこいよ」 
柱の影にあの娘の涙

お父ちゃ連中見送る家族 
悲しみ乗せた出稼ぎ列車 
「行ぐなお父ちゃ 寂しくなるじゃ」 
子供を抱えたお母ちゃの涙
9. エキサイト (3:21)
日本人ならギャンブル好きだね エキサイト 
どうせこの世に生まれたからには エキサイト 

競馬・競輪・競艇に 
麻雀・花札・宝くじ 
スロットマシンに 
パチンコ

お父ちゃんも エキサイト 
お母ちゃんも エキサイト 
朝から エキサイト 
やめられねぇ エキサイト

日本人ならギャンブル好きだね エキサイト 
幸運グッズ体に忍ばせ エキサイト 
七福神に 招き猫 
宇宙パワーのすごい石 
金の成る木に 青い鳥

おじいちゃんも エキサイト 
おばあちゃんも エキサイト 
死ぬまで エキサイト 
やめられねぇ エキサイト

おにいちゃんも エキサイト 
おねえちゃんも エキサイト 
いつまでも エキサイト 
やめられねぇ エキサイト

日本人ならギャンブル好きだね エキサイト 
人生こそがでっかい博打だ エキサイト 
今日がだめでも明日がある 
明日は明日の風が吹く 
死ぬまで続く運だめし

どうしても エキサイト やめられねぇ エキサイト 
負けても エキサイト やめられねぇ エキサイト 
いつまでも エキサイト やめられねぇ エキサイト 
死ぬまで エキサイト やめられねぇ エキサイト

魅惑の エキサイト 
素晴らしい エキサイト 
至福の エキサイト 
究極の エキサイト 
お父ちゃんも エキサイト 
お母ちゃんも エキサイト 
あなたも エキサイト 
やめられねぇ エキサイト
10. 阿片窟の男 (4:36)
或辺にふらふらり 
無限にゆらゆらり 
或辺で夢うつつ 
涅槃で夢ごこち

霧の滴る路地裏で殉教者らは目を瞑る 
アルカロイドの堕天使の無為の福音待つために

或辺にふらふらり 
無限にゆらゆらり 
或辺で夢うつつ 
涅槃で夢ごこち

酔いどれ船の船艙は孤児たちの揺り籠と 
永遠の眠りを醒ますのは恋人でさえ許されぬ

或辺にふらふらり 
無限にゆらゆらり 
或辺で夢うつつ 
涅槃で夢ごこち
11. 銀河鉄道777 (3:40)
ちょっと財布を覗いたら
ぞっとするほど金が無い 
すったお金は何万円 
勝ったお金はタバコ代

こんな事態になるのなら
あんな粘るのじゃなかった 
今度こそは俺の番 
そんな期待が甘かった

何で来ない 何で来ない 
確率変動 
何で来ない 何で来ない 
確率変動

きっと乗ります いつの日か 
銀河鉄道777 
勝って来るぞと勇ましく 
天国行きの超特急

何で来ない 何で来ない 
確率変動 
何で来ない 何で来ない 
確率変動 
やっと来たよ やっと来たよ 
確率変動 
もう終わりだ もう終わりだ 
確率変動
12. ダンウィッチの怪 (7:23)
俺は大地と海洋の
近親婚の末息子 
因襲めいた村の奥
夜鷹に言葉教わった

俺は人間まがいだが
やるべきことは知っている 
時空の裂け目呼び出して
宇宙を始原に帰すのだ

扉よ開け 
ヨグ=ソトホート

お前の父で 兄弟で 
至る所に奴はいる 
迷信じみた森の中 
土塁の蔭に門はある

お前の嘘は美しい 
呪詛と愚昧に満ち溢れ 
世を頽廃で覆う度 
来るべき日へ進むのだ

扉よ開け 
ヨグ=ソトホート

五十六億七千万 
時の牢屋で待っていた 
腐臭渦巻く廻廊で 
支配者どもは待っていた

闇にこぞりて 
我が主来ませり 
夜にまぎれて 
我が主来ませり

……山鳴りは轟き…… 
……夜鷹は泣き叫ぶ…… 
……悪臭は立ちこめ…… 
……見えぬ者は歩く……

闇にこぞりて 
我が主来ませり 
夜にまぎれて 
我が主来ませり

まがまがしくも 
我が主来ませり 
おぞましくも 
我が主来ませり
Info / Statistics
Artists : 34,223
Reviews : 7,814
Albums : 121,761
Lyrics : 149,285