Log In
Register

三悪道中膝栗毛 Lyrics

人間椅子 - 三悪道中膝栗毛 cover art
Band
Album

三悪道中膝栗毛

(2004)
TypeAlbum (Studio full-length)
GenresHard Rock, Heavy Metal, Doom Metal
Album rating :  -
Votes :  0
Lyrics > etc. > 人間椅子 Lyrics (207) > 三悪道中膝栗毛 Lyrics (11)
Submitted by level 21 록스타 (2017-10-01)
1. 洗礼 (5:35)
真昼の天空に 
鬱々と拡がる雲 
蒼褪めた馬に乗り 
死神はラッパを吹く 

ギンギンギラギラ 大地は燃え立ち 
ザンザングラグラ 荒波沸き立つ

裁きの時が 近付いた 
終わりの時が やって来た

夜更けの天涯に 
忽然と現わる船 
蒙昧な声目掛け 
鉄槌が炸裂する 

ドンドンパチパチ 戦のお便り 
オンオンドロドロ 病のお知らせ

裁きの時が 近付いた 
終わりの時が やって来た

助けてほしいか 
助かりたいのか 
救ってほしいか 
救われたいのか 
まだ生きたいのか 
まだ分からないか 
まだ苦しむのか 
まだ見えないか 

洗礼…生きるための 
洗礼…死ぬるための 
洗礼

夜明の天上へ 
粛々と消え行く人 
千万の時を超え 
煉獄の蓋が開く 

カンカン踊りで 死人が唄えば 
ガンニン坊主が 念仏唱える

裁きの時が 近付いた 
終わりの時が やって来た

裁きの時が 近付いた 
終わりの時が やって来た
2. 野垂れ死に (6:13)
人はなぜ笑う 
明日があるから 
人はなぜ泣く 
友がいるから 

我執と我見を
醸造すれば 
野垂れ死に

人はなぜ歌う 
恋をするから 
人はなぜ集う 
夢を見るから 

穢土も浄土も 
蒸留されて 
野垂れ死に

韜晦の庵にて 
断腸の花が咲く 
逼塞の夕餉にて 
寂寞の臍をかむ 

昨日へ戻ろか 
明日へ進もか 
さても

空はなぜ青い 
生き物のため 
夜はなぜ暗い 
朝を待つため

ひとり生まれ 
ひとりくたばる 

なじかは知らねど
心寒い 

ひとり生まれ 
ひとりくたばる
3. 意趣返し (5:44)
丑の刻はいつも 
仏壇を開いて 
積年の怨嗟の 
お百度を踏みます

自分が傷付くのを恐れ
誰かに矛先向ける奴 
己れの阿呆を棚に上げ 
人様の間抜けなじる奴

仏の顔も三度まで 
それでは私外道になります

わからずやのお前に 意趣返しの刻 
おためごかすお前に 意趣返しの夜

獣にもなれず 
人間にはなれず 
手水場に隠れて 
血涙拭きます

誰かを助ける建て前で 
自分の才覚示す奴 
他人のしくじり許さずに 
己れは高みと決める奴

暑さ寒さも彼岸まで 
一足お先に地獄へ堕ちます

わからずやのお前に 意趣返しの刻 
おためごかすお前に 意趣返しの夜

霧雨の降る日は 
床の間に向かって 
昔日をことほぐ 
無惨絵を描きます

誰かを味噌っ滓にしては 
自分の面目保つ奴 
他人の威光を笠に着て 
己れの器量と威張る奴

人を呪わば穴二つ 
先立つ不孝をお許し下さい

わからずやのお前に 意趣返しの刻 
おためごかすお前に 意趣返しの夜
わからずやのお前に 意趣返しの刻 
おためごかすお前に 意趣返しせむ 
思いのたけ 怨みのたけを
4. 道程 (3:08)
君は一閃の光の中で 
永劫に歩みを止めない旅人だ 
寄り道ばかりにみえる旅路も 
運命という名前の一本の径

両目を見開いて 
道の彼方を目指せよあくまで

君は過ぎ行く季節の途中で 
路傍に苦しむ人々に出会うだろう 
渇きを癒す水などなくても 
優しい微笑みだけは忘れぬように

奥歯を食いしばって 
道の彼方を目指せよあくまで

君は君であることの理由を 
立ち止まって悩んだりしてはいけない 
道程は誰かのためではなく 
ただ君が歩くことで作られるのだ

地べたを踏みしめて 
道の彼方を目指せよあくまで
5. 与太郎正伝 (4:15)
さんさんと晴れた日は 
人並に田圃へ出て
真っ青な早苗座り 
ぼんやりと空を仰ぐ 
とんびクルリ 
目玉を回す

ざぁざぁと雨降る日は 
雷がおっかないと 
真っ暗な納戸に入り 
へそ隠して船を漕ぐ 
ねずみがチュウ 
鍵掛けられた

HEY! 与太郎 ――誰からもさげすまれ 
HEY! 与太郎 ――さりとてもへこたれない

びゅうびゅうと風吹く日は 
大空に舞えるはずと 
真っ黒なコート羽織り 
瓦屋根滑り降りる 
からすがカァ 
肥溜め落ちた

HEY! 与太郎 ――誰からもののしられ 
HEY! 与太郎 ――さりとてもあきらめない

しんしんと雪降る夜は 
酒屋まで使いっ走り 
真っ白なだんだら坂 
足下はてんてこまい 
こいぬがワン 
徳利割れた

誰にも期待はされず 
誰にも頼りにされず 
誰をも傷付けないで 
誰にも嘘をつかない 
――与太郎

本当は皆 
君になりたい 
本当は皆 
君になれない
6. 悪霊 (5:07)
どうせ地獄に落ちるなら 
歌え邪悪の賛美歌を

この家は悪霊が棲む 
闇を食む天井の裏で

洗脳の呻き 扇動の叫び 
退廃のうねり 邪悪の賛美歌

この街は悪霊が棲む 
夜を縫う電柱の陰で

洗脳の呻き 扇動の叫び 
退廃のうねり 邪悪の賛美歌

この国は悪霊が棲む 
腹黒い官僚に紛れて

この星は悪霊が棲む 
血まみれの戦場の隅で

洗脳の呻き 扇動の叫び 
退廃のうねり 邪悪の賛美歌

振り向けば悪霊がいる
7. 新生 (6:43)
朝の微睡みをうららな光が包む 
駒鳥は天窓で目醒めのメロディ奏で 
潮騒の満ち干きが地球の息吹を運ぶ 
そっと

今日の扉開け 
気ままな旅行に出よう 
でも一人ぼっちだと不安で寝れないだろう 
そう誰か相棒がいたなら愉快になれる 
きっと

さあ 出かけよう 
~君と~ 明日への旅 
~明日へ~ さあ 始めよう 
~君と~ 素敵なこと

春の装いで
雪解け道でも歩こう 
行く先は一条の飛行機雲にでも聞こう 
木漏れ日の温もりが頑なな心溶かす 
そっと

ずっと人生は 
自分だけのものだった 
でも一人悩んでも答えは見えないだろう 
そう誰か一言をくれれば勇気は起こる 
きっと

さあ 出かけよう 
~君と~ 明日への旅 
~明日へ~ さあ 始めよう 
~君と~ 素敵なこと

新しい生命と 消えて行く生命 
限りない世界と 限りある生命


あゝ空は 静かに青い 
あゝ海は 果てなく広い

ただ在ることの 
いま在ることの 
喜び

あゝ雲は 密かに白い 
あゝ風は 果かなく清い

ただ在ることの 
いま在ることの 
尊さ

何も彼にも 懐かしい 
何も彼にも 新しい
8. 夜間飛行 (6:41)
実存の津波が押し寄せる 
静寂に鼓動が鳴り響く 
三界の時空の彼方から 
黄金の烏帽子が飛来する

妖精は襖を通りぬけ 
覚醒の詩吟を唸り出す 
茫漠の夜景の彼方へと 
眩惑の伽藍は飛翔する

すべての時代を飛び越え 
私の母なる宇宙へ 
すべての試練を乗り越え 
わたしの父なる故郷へ

存在の光にくるまれて 
空蝉の次元を駆け抜ける 
蓬莱のそびえる未来から 
荒神の精舎は飛揚する

弁才は不吉な都々逸で 
文明の瓦解をほのめかす 
贖罪と禊の未来へと 
革命の夜船は飛行する

すべての時代を飛び越え 
私の母なる宇宙へ 
すべての試練を乗り越え 
わたしの父なる故郷へ

あゝ僕たちは 
ひとりじゃない 
彼らの愛 
見守られ 

空を見よ 
恐れるな

あゝ君たちは 
孤独じゃない 
彼らはいる 
昔から 

空を見よ 
恐れるな 
空を見よ 
恐れるな
9. のれそれ (4:50)
のれそれの味わいは 
五月雨の恋の味 
歯ごたえのあるような 
手ごたえのないような

のれそれって何だろか 
どうやらあなごの孫 
太刀魚であるじゃなし 
白魚でないじゃなし

Dancing! イルカのように 
Swinging! どぜうのように 
Crying! カモメのように 
Singing! かわずの歌を

ゆらゆら泳げばええじゃない 
ふらふら踊ればええじゃない 
やりたいことやりゃええじゃない 
せいぜい生きれりゃええじゃない

のれそれっといきましょか 
たまゆらの宵だから 
はらはらと散る桜 
ひらひらと舞う胡蝶

のれそれって何だべが 
おらだぢの国言葉 
のれのれっとじゃわめいで 
それそれっとけっぱって

Dancing! ねぶたのように 
Swinging! 土偶のように 
Crying! イタコのように 
Singing! じょんがら節を

Dancing! クラゲのように 
Swinging! おけらのように 
Crying! 赤子のように 
Singing! 自由の歌を

のれそれっと通りゃんせ 
それぞれの夢乗せて 
天晴と一花を咲かそ 
世界の果てまで 
この世の終わりまで

のれそれっとしやしゃんせ 
あれこれと悩まずに 
カッポレで毎晩を明かそ 
世界の果てまで 
この世の終わりまで
10. 発射 (3:24)
森の茂みを割って 
澄んだ泉がある 
花の蜜が薫る 
愛の桃源郷 
10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 
発射!!

滝の飛沫を浴びて 
濡れた祠がある 
風の愛撫に酔って 
開く天の岩戸 
10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 
発射!!

星の雫を吸って 
光る御霊がある 
月の弦震わして 
空に天女は舞う 
10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 
発射!!
11. 痴人の愛 (5:00)
夜の帳が胡乱に垂れる頃 
笑止道化は仮面を脱ぎ捨てる 
背徳の時 隠匿の罪 橋桁の下 
刹那の夢を見る 

嘘の言葉も妄りに 
そして始まる 
痴人の愛

街の焔に彷徨う人の群れ 
我身孤独の愉悦に震わせる 
喧騒の奥 頽廃の隅 隧道の中 
秘密の部屋が待つ 

夜の化粧も淫らに 
やがて始まる 
痴人の愛

あなたの前を私が吹き抜ける 
私の指をあなたが擦り抜ける 
一陣の風 一握の砂 
混じることなく虚空へ消えて行く

絹の褥も痴かに 
果てぬ愛撫が始まる 
悪の薫りも仄かに 
果ても終わらぬ 
痴人の愛

愛しても愛しても 足りない 
求めても求めても 虚しい 
触れるほど触れるほど 冷たい 
抱くほど抱くほど 哀しい
Info / Statistics
Artists : 34,199
Reviews : 7,807
Albums : 121,651
Lyrics : 149,236